設立の趣旨
全国豊かな海づくり推進協会は、国民にとって大切な水産資源の維持・増大と生育環境の保全及び適切な保存管理を推進し、都市と漁村の交流の実践を通じて「豊かな海づくり」の実現に貢献することにより、心豊かな国民生活の実現、国民への水産物の安定的な供給、並びに一般消費者の利益の増進に寄与することを目的としています。
沿革
全国豊かな海づくり推進協会は、栽培漁業に関する技術開発及び事業推進を担ってきた(社)日本栽培漁業協会の (独)水産総合研究センター(当時)への統合・解散や漁場整備関係制度・業務の再編に伴い、 (社)全国沿岸漁業振興開発協会を母体として平成15年10月に発足しました。正会員は沿海都道府県、漁業関係団体及び栽培漁業法人で、特別会員には市町、漁協、企業、団体等がなっています。
公益法人制度の改正に伴って内閣総理大臣から公益認定を受け、平成25年4月1日から「公益社団法人全国豊かな海づくり推進協会」となりました。
会員はもとより、水産庁、国立研究開発法人水産研究・教育機構と連携をとりながら、国が定めた水産基本計画及び栽培漁業基本方針に沿って、国民に豊かな海の恵みを供給し、海の環境や生態系の保全に貢献できるよう、栽培漁業を中心に「豊かな海づくり」に関する事業を推進しています。また、「豊かな海づくり」の取り組みが国民的な理解のもとで一層推進されるよう、昭和56年から皇室行事として開催されている「全国豊かな海づくり大会」にも尽力しています。