全国豊かな海づくり推進協会とは

会長あいさつ

 我が国の漁業は、国民への水産食料の安定供給という大きな役割を担っていますが、燃油高や魚価安による苦境が続き、漁業者の高齢化や消費者の魚離れにも悩まされてきました。

 しかし近年、燃油価格の落ち着き等により漸く漁業に回復の兆しが見え、また各地で「浜の活力再生プラン」に基づく水産日本の復活に向けた積極的取組も行われるようになりましたが、漁業を支える水産資源は、海洋環境の変化や過剰漁獲等の影響により低水準のものが多い状況にあります。

 水産資源を底支えし、資源を回復させるための積極的な手段としての栽培漁業は明日の漁業への支えとなっており、これを実践する都道府県の種苗生産機関等では、施設の老朽化や財政難等による厳しい状況の下でも、漁業者の期待に応えるよう地道な努力を続けています。

 当協会は、こうした状況を踏まえ、設立の趣旨に基づき「豊かな海づくり」に向け、新たな水産基本計画および第7次栽培漁業基本方針に沿って、栽培漁業を推進する全国機関としての役割を果たして参ります。

 我が国周辺水域の水産資源を管理し、維持・回復させることは沿岸国の責務であることを踏まえ、国に対しては、水産資源の回復・安定化、漁場環境の改善等必要な施策の拡充を求めて参ります。また、種苗生産施設の老朽化、若手技術者の不足、温暖化による種苗生産への影響などの課題について、会員とともに解決に向け努力して行きます。

会長 岸 宏

 全国の漁業者や栽培漁業関係者の現場の声を受け止め、関係の皆様との連携を強め「豊かな海づくり」を推進して参りますので、引き続き皆様のご指導、ご鞭撻をお願い致します。

公益社団法人 全国豊かな海づくり推進協会
会 長  岸 宏